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2010.6.27 【流】
Novel stage / original:Two Little Stars
《おねがい》
「きらきらにゃー」
「飼い主と会った時みたいにゃー」
ネコの仔達はきらきらと輝く星空を見上げていた。
双子の飼い主は今夜もパソコンに向かって物語を書き起こしている。本当はもう寝るようにと言われてはいるが、本人が起きている時は強く言えないのか少しくらいなら起きていても何も言わない。
ましてや、絵本の中にあった流れ星をわくわくしながら探している双子の目を見ては、とめるのも気が咎めるのだろう。
「流れ星、ないにゃー」
「中々見つからないらしいしにゃー」
縁側から家庭菜園の上にかかる広い広い星空を眺めるステラとアンテール。
「お願い、かなえて欲しいにゃー」
「ネコのお願い、聞いて欲しいにゃー」
パジャマ代わりのTシャツ一枚で足をぶらぶらさせながら、じっと待っている。
月が昇って、降りて、山陰に見えなくなって。
「「ずーっと、ここにいられますように……」」
待ちくたびれて眠る双子から漏れる寝言は、夢の中で流れ星を見つけたのだろうか。
「……直接言えよ」
苦笑しながら熟睡するネコの仔達を布団へ運び込んだ青年は、薄手の毛布を掛ける。
「安心しろ。落とし主が出てくるまでは拾っといてやるから」
声が聞こえたのかどうかはわからない。
けれど、双子は同時に嬉しそうな笑みを浮かべていた。
Fine.
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